財団法人千葉医学専門学校奨学会(現 財団法人猪之鼻奨学会)
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財団法人猪之鼻奨学会は、1915年(大正4年)11月の千葉医学専門学校奨学会として設立した。設立趣意書には、「第一次世界大戦勃発にあたり、輸入に頼っていた医薬、機器等の途絶に遇って、わが国の医薬学振興の必要を痛感し、時あたかも大正天皇ご即位大礼に際会したので、その記念を呼号して学内外に奨学会設立を呼びかけた」(発起人千葉医学専門学校長三輪徳寛 他378名)。三輪徳寛千葉医学専門学校在職25年を記念し校内に銅像建立の話があったが、医薬学振興の喫緊なことを痛感していた徳寛は、銅像建立を拒否し医学振興のための財団作りを企図して学内外に資金協力を呼びかけた。奨学会設立1年後には会員総数1,131名に達し、1942年(昭和17年)には利子により会を運営するという当初の壮大な目標を達成することができた。事業費は研究補助・表彰・学資の貸与等や、時に大学敷地の一部購入資金として大学に貸与も行われた。1920年(大正9年)11月財団法人猪之鼻奨学会に改名された。現在も千葉大学医学部における研究助成金や千葉県内の大学医学部・薬学部在籍者向け奨学金貸与事業を行っている。
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