議院内閣制における政府の長
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 10:12 UTC 版)
「政府の長」の記事における「議院内閣制における政府の長」の解説
議院内閣制においては、政府は以下のように機能する。 政府の長――通常は多数派の政党又は連立政党の指導者であり、政権を組織し、議会に対して責任を負う。 以下のような仕組みで政府は議会に対して完全に責任を負う。議会が不信任決議をすることができること。 政府が議会を解散させることができること。 財政措置および予算(すなわち国庫からの支出)を統制することまたは否決することができること。二院制においては、多くの場合はいわゆる下院(英国の庶民院など)が統制および監視の役割の多くを果たすが、国によっては、オーストラリアやイタリアのように、政府は憲法上または慣習上、議会の両院に対して責任を負う。 これらの要件のすべてが、政府の長の役割に直接に影響を及ぼす。その結果、政府の長はしばしば、議会において日常的な役割を果たすこととなる。他方で、半大統領制においては、議会の機能においてそれほどの役割を果たすことはない。
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