課題の正答率
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/02 03:49 UTC 版)
ウェイソンの研究では、正答を導くことができた被験者は10%に満たなかった。また、この結果は1993年に再現された。 自然言語の条件文は(論理学でいう)論理包含ではないため、被験者は「もし … ならば、…」という文を論理包含として読まないと主張する研究者もいる(実質含意のパラドクス(英語版)も参照のこと)。しかし、この課題の興味深い特徴の1つは、古典論理による上記の解法を説明された際の被験者の反応である。 これは論理学にあまり関心が無いある心理学者が私に打ち明けたことだが、4枚カード問題は単純な推論課題であるものの、その他の単純な推論課題とは異なり、論理的な解法を説明されそれが正しいと納得した被験者が、その論理的解法を理解しなかったことは無い、というのは明白な事実だというのだ。 しかしこのコメントについては、被験者が自身の解法を間違っていると認めているかどうか、あるいは、問題が漠然としているため複数の解釈があると考えたのかどうかが明確ではないため、議論の余地がある。
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