説一切有部の主張
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 06:24 UTC 版)
小乗の諸学派は個体の中の自我は否定したが、それ以外の個体の構成要素および外界の物質的存在である法 (dharma) に実体があることを認めた。とくに説一切有部(せついっさいうぶ)は、伝統的な個人存在を構成する要素であった五蘊(ごうん)・十二処(じゅうにしょ)・十八界などに含まれる存在要素をさらに分析し整理し発展させて、「法」を五位七十五法と分析し体系づけ、あらゆるものに実体があると主張した。
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