説一切有部における法、心の性質とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 説一切有部における法、心の性質の意味・解説 

説一切有部における法、心の性質

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/12 15:38 UTC 版)

五位」の記事における「説一切有部における法、心の性質」の解説

法(ダルマ)は次の性質をもつ。 それぞれ独自の本性自性じしょう)、あるいは体(たい))をもつ。他と区別される過去領域においても、現在においても、未来領域においてもある(三世(さんぜ)に実有(じつう))。 未来領域から現在の領域生じ来たり、次の瞬間には過去領域滅し去る(刹那滅(せつなめつ))。 また、法 のうち、心は次の性質をもつ。 心が生起するときは、心所(心作用)と必ずあい伴う。心は心作用生起しなければ生起せず、心作用は心が生起しなければ生起しない。心と作用相互に因・果となる関係にある(相応因・士用果) 。 後に生起し心・心作用先の心・心作用継承するとともに、みずからもまた因となって次の心・心作用生起させる(心相続)。 二心併起認めない。つまり、心が未来から現在に生起するとき、かならず六識のどれか一つとしてはたらき同一の心が二つ上の識としてはたらくことはけっしてない。

※この「説一切有部における法、心の性質」の解説は、「五位」の解説の一部です。
「説一切有部における法、心の性質」を含む「五位」の記事については、「五位」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「説一切有部における法、心の性質」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「説一切有部における法、心の性質」の関連用語

説一切有部における法、心の性質のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



説一切有部における法、心の性質のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの五位 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS