誤写の可能性があるもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/30 06:14 UTC 版)
典拠不明の文字のうち、典拠資料に存在しながら規格収録されなかった文字を誤写し、誤った字体で登録した可能性があるものとして、以下のものが挙げられる。 「壥」は、対応分析結果に含まれている「㕓」がJIS基本漢字に未収録となっているため、これを誤った字体で登録した可能性がある。「㕓」はJIS X 0213にも収録されていない。 「妛」は、滋賀県犬上郡多賀町河内にある「𡚴原」(あけんばら)の「𡚴」(「山女(あけび)」の合字)がJIS基本漢字に未収録となっているため、これを誤った字体で登録した可能性がある。典拠である国土行政区画総覧において、版下作成時に異なる文字の一部を切って貼り合わせることで作字したと見られる重ね目の影のような印刷跡があり、それを横画と見誤って転記したものと推測されている。「𡚴」はJIS X 0213に収録された。 「椦」は、群馬県前橋市にある「橳島」(ぬでじま)の「橳」(植物のヌルデの別名カチノキの合字)がJIS基本漢字に未収録となっているため、これを誤った字体で登録した可能性がある。「橳」はJIS X 0213に収録された。
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