語源と概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/26 02:49 UTC 版)
アイヌ語の「渓谷にあるもの(川)」という意味の「ニセイ・オマㇷ゚」が語源。それが訛って「ミソマップ」と呼ばれるようになり、さらに「簾舞」という漢字が当てられた。日本語読みに当てた漢字「簾」一字を以って「みす」と読ませている語源は「御簾(みす)」。明治期、この地域にある豊平川の一つの支流が滝のようになっている様が、そう例えられたためであるという説が有力である。札幌市内の地名は比較的読みやすいものが殆どである中で、これは難読地名の一つとなっている。 一方、この地域の中央部を南北に通っている丘陵は「二星岱(ニセイダイ)」と名づけられているが、前述のアイヌ語からの語源「ニセイオマップ」の前半の部分を地名に当てたといわれている。一つの地域の名称とそこにある特定の地名とが、同一語源にもかかわらず名付けられた時代により異なっている状態となり、そのため現在に至っては、その知識なしで一聴するだけでは双方の関連性を理解するのは困難になっている(現在は、国道230号が貫通しているために切り通しとなり、南北に寸断されている)。
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