語源と比喩的意味
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/08 21:12 UTC 版)
ダンジョンは、君主を意味するラテン語の "dominus" に由来する古フランス語である。中世では、城の最重要部である天守 (keep, donjon) を意味した。ダンジョンは外壁が占領された後、守備兵達が立てこもる最後の砦であり、城の塔の中でもっとも堅固な部分であった。壁の強度を保つため、塔の下部には窓がない。それゆえ君主のための豪華な城が建てられるようになってからは、主として囚人を閉じこめておくための場所として使われるようになった(ボスウェル城(英語版)など)。 また、ダンジョンは典型的な城の作りとして城の真下に作られる、地下納骨堂や牢屋をも意味するようになった。現実のダンジョンは重たいドアの付いたなにもない簡素な部屋であるが、地下に捕らわれ拷問が行われたりする場所であることから、人間の恐怖を表す隠喩としてさまざまな状況でこの言葉は使われている。
※この「語源と比喩的意味」の解説は、「ダンジョン」の解説の一部です。
「語源と比喩的意味」を含む「ダンジョン」の記事については、「ダンジョン」の概要を参照ください。
- 語源と比喩的意味のページへのリンク