語としての人造人間とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 語としての人造人間の意味・解説 

語としての人造人間

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/15 06:44 UTC 版)

人造人間」の記事における「語としての人造人間」の解説

日本国語大辞典掲載されている「人造人間」の最も古い用例は、1923年大正12年)に出版された『人造人間』(宇賀伊津緒訳、戯曲R.U.R.』)にある。この本で宇賀は「人造人間」という語を、作中登場するrobotロボット)の訳語とすると共に邦題としても用いている。序文中では「私はこれ(ロボットという語)を勝手に人造人間」と譯(訳)しました。」と述べている。『人造人間』は翌1924年築地小劇場において上演された。人造人間という語が宇賀による造語かどうか定かではないが、これ以降人造人間ロボット訳語」と認識されている。現在発行されている多く国語辞典で「人造人間」の項目に「人造人間とはロボットのこと」に類する記述をしている。より詳細国語辞典では『R.U.R.』との関係を含めて記載されている。『R.U.R.』のロボットが「人の代わりに作業労働)をさせるために、人(の姿と自律行動)を模して作られたものであったため、人造人間という語も「人に代わって作業労働)をする存在」や「人を模して作られ存在」、「人の(自律行動模して作られ存在に対して用いられる。 『R.U.R.』のロボットは、人間そっくりに、人間とは異な組成作られた、まさに「人造人間」と呼ぶべき存在である。しかし、その後一般に広まったロボット」という語は、徐々にそれが用いられる対象範囲広げていった。現在ではペットロボットのように「人に代わって作業をするわけでも人を模して作られたものでもない」物もロボット呼ばれている。それらは日本語としての人造人間」という語の「人造人間」というイメージからは逸脱するため、一般に人造人間」とは呼ばれない。現在は、概念として「ロボット」を単純に人造人間」に置き換えることはできない

※この「語としての人造人間」の解説は、「人造人間」の解説の一部です。
「語としての人造人間」を含む「人造人間」の記事については、「人造人間」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「語としての人造人間」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「語としての人造人間」の関連用語

語としての人造人間のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



語としての人造人間のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaの人造人間 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS