認知療法と認知行動療法の違い
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/06 03:04 UTC 版)
「認知行動療法」の記事における「認知療法と認知行動療法の違い」の解説
「認知療法」も参照 認知療法(Cognitive therapy)の用語は、アーロン・ベックが開発した技法を指している。また、本記事で解説している認知行動療法(Cognitive Behavior therapy)は、本来は様々な技法の総称であるが、アメリカ以外の国でしばしばアーロン・ベックの認知療法を指している。認知療法研究所のジュディス・ベック(英語版)は、イギリスでは認知療法を指して認知行動療法の語を使っているため、欧州では両者の違いを区別する必要がないのではと推定している。 さらに認知行動療法の用語は、認知および行動の理論に基づかないものまで総称されて指している場合がある。純粋な行動療法は、行動を取り扱うが、考えなど認知は重要な介入の対象ではなく、説明の対象でもない。同様に、認知の変化だけに焦点を当てていても認知行動的ではない。つまり、認知を取り扱ってそこに介入する場合に、認知行動的である。この場合、症状や機能不全な行動は、認知を介して生じているとみなされ、思考や信念が変化されることで改善されるとされている。
※この「認知療法と認知行動療法の違い」の解説は、「認知行動療法」の解説の一部です。
「認知療法と認知行動療法の違い」を含む「認知行動療法」の記事については、「認知行動療法」の概要を参照ください。
- 認知療法と認知行動療法の違いのページへのリンク