評価・再評価
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 08:40 UTC 版)
シリーズ全作がこれまで一般に市販されるソフト化は行われたことがなく、僅かに会員制のキネマ倶楽部で発売されたのみである。しかし濫造気味ながら完成度の高い内容への評価は高く、また同時期(1955年)の『夫婦善哉』と合わせて森繁の出世作となった。 2011年、スタジオジブリの鈴木敏夫が、あるコンサート会場で偶然居合わせた漫画家の尾田栄一郎と次郎長の話になる。「ジブリ汗まみれ」で鈴木は東宝の高井社長(当時)にDVD化を直訴し、尾田もそれに便乗した。DVD化の条件として「DVDのジャケットイラストは尾田栄一郎が手掛けること」が挙げられ、尾田は恐縮しながらもそれを承諾。箱の題字は鈴木が担当した。結果、DVD-BOX発売が決定、全三集のDVD-BOXが同年10月から順次発売された。このDVD-BOXは、尾田栄一郎描き下ろしイラストと劇場公開時ポスターとのリバーシブルジャケットとなっている。 公開当時は批評界から評価されなかったが、映画批評家であり『キネマ旬報』編集長であった白井佳夫は、この東宝版を、日本映画の最高峰に位置すると評した[要出典]。『日本大百科全書』(小学館)には、同作の項目があり、同作を「マキノの最高傑作である」と位置づける。
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