評価・功績
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/03 04:13 UTC 版)
「ジョジョの奇妙な冒険」の記事における「評価・功績」の解説
本作『ジョジョの奇妙な冒険』は、それまで単純な『力比べ』だけだった少年誌のバトル漫画に心理的な駆け引きやトリックによる『頭脳戦』を導入することで新たな展開をもたらしたと評価されている。特にPart3以降に登場する「スタンド」(様々な超能力をヴィジュアル化したキャラクター)の概念は、人物ごとに異なった能力で勝負する「能力バトル」という新形式を日本のバトル漫画全体に普及させた。これらのことから「現在のバトルマンガは全て『ジョジョ』の影響下にあると言っても過言ではない」とも評されている。 なお、荒木は週刊少年ジャンプ初連載となる『魔少年ビーティー』の人気が低迷し10回で打ち切られた後、不人気の理由を担当編集者と検討した際、なぜか最終回のアンケート結果だけが好評だったのかを探っていくと、1-9回は高い知能を持つ主人公が肉体派の敵を一方的にやり込める話だが、最終回のみライバルも力ではなく頭脳で対抗するという構図が『スリルとサスペンス』を盛り上げたためではないかと推測しており、この時点で『主人公と敵の頭脳戦』が人気をとれるという考えにいたっていたという。
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