記法・定義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/28 17:55 UTC 版)
点A, 点B, 点C を頂点とする三角形は記号 △ を用いて △ABC と表記する。記号△はピエール・エリゴン(フランス語版)などが16世紀に使うようになった。 三角形の 2 つの辺のなす角をその三角形の内角という。 図 1 でいえば、∠ABC が内角の 1 つとなる。三角形は 3 つの内角をもち、その和は平面上では2直角( 180 度)となる(本稿はユークリッド幾何学における三角形を論じる)。 また、∠ACD のように 1 つの辺と他の辺の延長との間にできる角を三角形の外角という。三角形である頂点(内角)について考えるとき、内角の2辺を除いた残りの辺をその頂点(内角)の対辺という。また、三角形のある辺について考えるとき、辺の両端を除いた残りの頂点(内角)をその辺の対頂点(対角)という。 一般に三角形の頂点やその頂点の内角を表すときには大文字のアルファベットを用いる。特に、内角(内角の大きさ)を表すときには、頂点の前に記号 ∠ をつけるか、頂点の文字を斜体にして表すことがある。たとえば、図 2 の頂点 B を持つ内角(内角の大きさ)を ∠B、または B と表す。また、角の対辺(対辺の長さ)を表すのに、頂点の文字に対応する小文字のアルファベットを用いることが行われる。たとえば、図 2 の角 B の対辺 CA のことを、 b と表すことがある。
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