解呪系獣魔
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 02:09 UTC 版)
哭蛹(クーヨン) 八雲が使用。サルラーマの一族が特別培養していたオリジナル獣魔。「ホエエエッ」と鳴くのが特徴。動きは鈍く見るからに間の抜けた容姿をしており、当初は八雲からも役立たずと思われていた。 しかしその実態は「精食粒」という精を喰らう粒子を大量に吐き出して、あらゆる術を修復不可能なレベルまで食い尽くし破壊する能力を持つ「最強のごくつぶし」である。ただし対象となる術の選別はできず、精食粒が撒き散らされた範囲内に放たれた術は、たとえそれが術者自身の術であっても破壊される。扱いが極めて難しいものの、効果が強力である上にベナレスも持っていない獣魔であるため、八雲の切り札でもある。 月面での初使用時は特性を理解していなかったためフルパワーで召喚し、巨龍ベナレスの龍精波を無効化したものの、八雲がコネリーから受け継いだ「呪文操作球」をも食ってしまい、さらにクレーターを覆う巨大な禁術結界すら崩壊させた。フルパワー召喚では長時間に渡り広大な範囲を術使用不可状態にし、制御できないため、基本的には「最小限度に召喚」することで効果範囲を極小にして使用する。それでも十分すぎる効果があり、石絲により石化した人間を元の姿に戻す数少ない手段でもある。終盤では電子暗号化され、世界中に張り巡らされた『破滅の術』を食らい尽くす。 ただし必ずしも万能ではなく、人化の法の妨害に召喚したこともあったが、この獣魔を警戒していたベナレスにすかさず凍血球で凍りつかされ動けなくなってしまった。さらに神獣が発する桁違いの量の精はさすがに食い切ることができなかった。 抗呪羽(カンチョウユー) 「幻獣の森の遭難者」で八雲が使用した鳥の姿の獣魔。呪力を中和する羽をまき散らし、人心操作などの術を無効化する。 哭蛹に似ているが、術そのものを破壊してしまう哭蛹に対し、こちらは術の効力のみを無効化する。
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