解の概念
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/04/17 02:59 UTC 版)
協力ゲームは提携に対する報酬を記述する。 プレイヤーは提携に参加した方がしない場合より得をする場合に限り提携に参加する。 したがって、どんな提携が実際に組まれるかを見出すには、異なる提携間の相対的な力関係および各提携内の異なるプレイヤーの強さを評価する必要がある。 報酬を各プレイヤーにどう分配するのかを考えるのが協力ゲームの重要な目的であり、この目的のためにさまざまな解概念が提示されている。 協力ゲームにおいて中心となる仮定は、全体提携 N が形成されるということである。 ここで公平な方法でプレイヤー達に全体提携で得られた v(N) を分配するよう取り組まなくてはならない。 (例え個人の提携や小規模な提携を形成しても、その形成された提携から部分ゲームを求めれば 解の概念を部分ゲームに適用できるので、この仮定は限定的なものではない。) 解の概念は、それぞれのプレイヤー得られる配分を示す x ∈ R N {\displaystyle x\in \mathbb {R} ^{N}} というベクトルによって与えられる。 様々な公平性の基準によって、複数種の解の概念が提案されている。
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