親魚の役割
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/29 19:52 UTC 版)
「コンビクトシクリッド」の記事における「親魚の役割」の解説
他のシクリッドでもみられるように、コンビクトシクリッドはオス親とメス親がそれぞれの役割を果たし協力して子育てを行う。メス親は産んだ卵や仔魚、稚魚の周りに留まり、卵に水流を送ったり稚魚を口に含んだりといった子の世話を担当する傾向がある。一方オス親は縄張りをパトロールして、侵入者の追跡や外敵からの防衛を担当する傾向がある。オスメスともに、上にあげた親としての役割をすべてある程度はこなすことができる。それでも、オスとメスの二匹で子育てを行うためそれぞれの親は特にある一連の行動に集中する傾向がある。なお、それぞれの親が集中する行動というのは、子育ての過程で変化することもある。実際、ペアの子育て中にオスかメスの一方を取り除いた際も、残された方の親が全ての役割をこなすことで、片親だけで子を育て上げられることが観察されている。また他のシクリッドにもよく見られることだが、子が成長し自由遊泳が可能になるにつれてオス親とメス親での役割分担はより均等になる。
※この「親魚の役割」の解説は、「コンビクトシクリッド」の解説の一部です。
「親魚の役割」を含む「コンビクトシクリッド」の記事については、「コンビクトシクリッド」の概要を参照ください。
- 親魚の役割のページへのリンク