見張り番と人柱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 23:27 UTC 版)
歌詞には、「金と銀の橋では盗まれるから見張り番を置こう」という箇所がある。この「見張り番」が、橋を造るときの人柱のことを指しているとする主張がある。 たとえば『オクスフォード童話事典』 (The Oxford Dictionary of Nursery Rhymes) では、何度橋を架けても壊されてしまう自然の力に対抗できるものとして見張り番、つまり人柱が必要になると述べている。また、各国に伝わる橋を造る際の人柱の例を挙げて、この説を補強している。ただし、石橋を造る際には人柱の記録はないことから、これは事実であったとしても石橋以前に架けられた橋での出来事と推定されている。 なお、ロンドン橋の見張り番自体は13世紀に存在し、橋を渡る人から通行税を取っていた。ただし、歌ではその後に、「見張り番が眠らないように一晩中パイプのたばこを吸わせる」と続くが、煙草が英国に入ったのはそれ以後の1565年である。
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