西洋における大道芸
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 07:42 UTC 版)
西洋の都市では路上で物品を販売する商人たちが街に来た合図として独特の口上を披露すること(ストリート・クライ)が行われていた。 1481年のウィリアム・キャクストン(William Caxton)の『世界の鏡』の中にある木版の挿絵にはバラッド・シンガーの姿が描かれている。また、ウィリアム・シェイクスピア(William Shakespeare)の『冬物語』に登場するオートリカスも行商人であるが人びとの関心をひきつけるため芸能を供している。 アメリカではストリートダンスやバスケなどを路上で行うのが日常的であったのでそこからブレイクダンスやミニバスケなども発祥した。 イギリスでは路上、公園など公共の場で、芸をする人をバスカーと呼び、特にロンドン地下鉄駅構内で演奏する人々が有名(大道芸をバスク、芸を行なうこと自体をバスキングと言う)。基本的にバスクは禁止なのであるが、長年の慣習などで、駅員や警察官は見てみぬふりをしていた。しかし演奏場所の取り合いなど細かいトラブルが頻発し、2003年よりバスカーへのライセンス交付を決定。ライセンス未保持者は演奏できなくなり、演奏場所も予約制となった。
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