複素数ハーツ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/03/12 14:45 UTC 版)
「ハーツ (トランプ)」の記事における「複素数ハーツ」の解説
これは、リチャード・ガーフィールドが考案したとされるバリアントである。 複素数ハーツのルールは通常のハーツと同じであるが、得点計算には複素数を使用する。カードの得点は、ハートは1枚につき1ポイント、Q♠は ポイント、J♦は-10ポイントとなる。10♣を獲得したプレイヤーは、そのラウンドの得点に をかける。最初に得点の絶対値が100を超えたプレイヤーが敗者となる。勝者は、この時点で得点の絶対値が最小のプレイヤーである。 なお、複素数 の絶対値はである。 この方式では、J♦が常にボーナス・カードになるとは限らないし、ペナルティ・カードも常に有害とも限らない。たとえば、10♣とQ♠を同時に獲得すると-26ポイントになり、ペナルティ・ポイントを減らすことができるかもしれない。同様に、合計得点の実部がマイナスになったプレイヤーにとってはJ♦はペナルティ・カードになるし、ハートのカードがボーナス・カードになる。また、ペナルティ・ポイントの虚部を打ち消すにはJ♦と10♣を同時に獲得するしかない(この場合、 ポイントになる)。そのため、Q♠は特に危険である。 複素数ハーツでの「シュート・ザ・ムーン」のルールにはさまざまなものがある。そのうちのひとつは、「シュート・ザ・ムーン」を達成したプレイヤーが の符号を決め、各プレイヤーの得点に加えることができるというものである。
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