裁判までの経緯
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 05:23 UTC 版)
「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の記事における「裁判までの経緯」の解説
本作のプロデューサー西崎義展が破産した1997年頃より第1作の設定・デザイン担当の松本零士は、自らが『宇宙戦艦ヤマト』の全ての著作権者であり、プロデューサーの西崎はアニメ化の使用許諾権を得たプロデューサーに過ぎず、その使用許諾権も失効したと主張し始め、著作権者である自分への商品のロイヤリティも数十億円が未払いであると言うようになった。次いで西崎が逮捕された1998年には新潮社や産経新聞社のウェブページにおいて、西崎は『ヤマト』とは無関係で、『ヤマト』の全ての権利は自分が持っていると述べるようになった。前述のようにこの時期に発売された本作シリーズのビデオグラムには冒頭に「原作・総設定 松本零士」と表示され、著作権表示でも「(C) 松本零士/東北新社・バンダイビジュアル」と松本が著作権者である旨が表示されていた。これは松本零士の一方的な主張に基づく明記であり、松本零士と東北新社が間違った権利関係の契約を締結したことによるものである。現在は、ビデオグラム発売元のバンダイビジュアルは正しい表記にしており、松本零士を原作者とは表示していない。
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