表面の温度分布と大気の成分
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/13 03:25 UTC 版)
「WASP-43b」の記事における「表面の温度分布と大気の成分」の解説
2014年、ハッブル宇宙望遠鏡の観測によってWASP-43bの表面の温度分布が明らかとなった。WASP-43bは月のように、常にWASP-43に同じ面を向けている為、昼側では摂氏1500度、夜側では摂氏500度と表面温度の差が大きい。今回の観測によりWASP-43bは昼側から夜側にかけて強い風が吹いていることが分かった。シカゴ大学のKevin Stevensonは「温度分布の地図を作ると、高温な昼側から低温な夜側へどのように熱が運ばれるかを予測し、検証するのに役立つ」と述べている。 さらに、ハッブル宇宙望遠鏡の観測でWASP-43bの大気の成分が明らかになった。WASP-43b以外で、大気成分が判明している太陽系外惑星はHD 209458 bやGJ 1214 b、HD 131399 Abなど数えれる程度しか存在しない。大気にはメタンやアンモニア、一酸化炭素、二酸化炭素、水蒸気などが含まれている事が明らかになっている。
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