行動様式としての生活様式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 03:55 UTC 版)
「生活様式」の記事における「行動様式としての生活様式」の解説
行動の概形としての生活様式の分析は、行動のレベルを単なる生活様式の派生物、あるいは少なくとも副次的な構成要素として考えるのではなく、本質的な要素として捉えるところに特徴を持つ。 はじめに、このアプローチではアンソニー・ギデンズらが主に消費者行動に注目し、獲得される商品を、個人の自己イメージや彼らの社会における自己の地位の見方を物質的次元に表現した物体とみなした。 その後この視座が拡張され、より総合的に日々の生活のレベルに着目し、時間とりわけ余暇の利用に注意を置いて、選択の積極的側面と日課的な側面との間の相互作用と、行動のレベルを特徴づける構造の組織過程を研究しようとするようになった。 最後に、リチャード・ジェンキンスやA・J・ヴィールなどの研究者は、毎日の行動ではなく、特に意味があり特徴的な行動だとその受容主体が考えるような行動に分析の次元を設ける、という生活様式へのアプローチを提案した。
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