衆議院予算委員会における不適切発言
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/12 09:57 UTC 版)
「中井洽」の記事における「衆議院予算委員会における不適切発言」の解説
2011年(平成23年)2月1日の衆議院予算委員会で、元日本銀行勤務の経歴を持つ自民党議員の塩崎恭久が経済財政問題について専門知識を駆使して政府側を追及した際、「これにて塩崎教授の陳述は終わりました」と質問ぶりを(大学教授など学者に例える表現で)揶揄するかのような発言をした。また、審議中に委員長席で携帯電話の操作をしたとして自民党から非難された。さらに、自民党の野田毅税制調査会長が質問の冒頭で「私が答弁を求めた以外の人が答弁しないようにしてほしい」と念押ししたにもかかわらず、中井は求められていない閣僚を指名した。抗議する野田に対し「言動を慎んでください」と発言した。自民党は中井の解任決議案提出を検討したが、中井が予算委員会理事会で塩崎に対する発言と携帯電話の操作を認め陳謝した上、「教授」発言を議事録から削除したため一旦見合わせた。しかしその後も態度が改まらなかったため、2月28日、自民・公明・みんな・たちあがれ日本の野党4党が共同で解任決議案を提出した。決議案は衆議院本会議で反対多数により否決された。
※この「衆議院予算委員会における不適切発言」の解説は、「中井洽」の解説の一部です。
「衆議院予算委員会における不適切発言」を含む「中井洽」の記事については、「中井洽」の概要を参照ください。
- 衆議院予算委員会における不適切発言のページへのリンク