えぞのこりんご (蝦夷の小林檎)
●わが国の本州、中部地方以北から北海道それにサハリンや朝鮮半島、中国東北部、ウスリー地方に分布しています。林縁や河岸などに生え、高さは5~10メートルになります。樹皮は灰褐色で、成木になると縦に裂けます。葉は広楕円形から長楕円形で互生し、縁には不規則な鋸歯があります。「ズミ」のように葉に切れ込みはありません。また葉の出始めは巻いています。5月から6月ごろ、枝先に散形花序をだし、白色の花を咲かせます。花柱はふつう5個、雄しべは20個ほどあります。果実はナシ状果で、秋に濃紅色に熟します。別名で「ヒロハオオズミ(広葉大酸実)」とも呼ばれます。
●バラ科リンゴ属の落葉小高木で、学名は Malus baccata var.mandshurica。英名は Siberian crabapple。
蝦夷の小林檎
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