藤本隆志とは? わかりやすく解説

藤本隆志

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/07 01:36 UTC 版)

藤本 隆志(ふじもと たかし、1934年6月5日 - )は、日本哲学者東京大学名誉教授

略歴

東京生まれ。1958年国際基督教大学教養学部卒。1960年東京大学大学院人文科学研究科哲学専攻修士課程修了、1961年米国カンザス大学大学院中退、1966年東京大学大学院博士課程単位取得満期退学。1972年北海道大学文学部助教授、1982年東京大学教養学部助教授、1985年教授、1995年定年退官、名誉教授千葉大学文学部教授、2000年日本大学文理学部・総合文化研究所教授。2005年退職。

1968年および1978年に日本翻訳文化賞受賞。ウィトゲンシュタインホワイトヘッドカール・ポパーなど英国哲学を研究、翻訳した。大森荘蔵と深い繋がりを持ち「大森荘蔵著作集第八巻「時間と自我」月報5『大森先生を偲ぶ』に大森との学者らしからぬ交流談が書かれている。

著作

  • 『ウィトゲンシュタイン(人類の知的遺産)』講談社 1981年(のち学術文庫)
  • 『哲学入門』東京大学出版会 1990年

共著

訳書

  • ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』坂井秀寿共訳 法政大学出版局 1968
  • ノーマン・マルコム他『放浪 回想のヴィトゲンシュタイン』 法政大学出版局 1971
  • 『ウィトゲンシュタイン全集8 哲学探究』大修館書店 1976
  • ルシアン・プライス編『ホワイトヘッドの対話 1934-1947』岡田雅勝共訳 みすず書房 1980
  • カール・ポパー『推測と反駁 科学的知識の発展』石垣寿郎・森博共訳 法政大学出版局 1980、新版2009
  • ブライアン・マクギネス『ウィトゲンシュタイン評伝 若き日のルートヴィヒ 1889-1921』共訳 法政大学出版局 1994、新版2016

脚注






固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「藤本隆志」の関連用語

藤本隆志のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



藤本隆志のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの藤本隆志 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS