薬物学教室
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/14 16:57 UTC 版)
薬学部と薬物学は混同されて捉えられるが、医学部の中に創設された薬物学(薬理学)教室である。薬物が生体に対してどのような影響を与えて効果を発揮するのかを調べたり、薬物を用いて生体の機能を明らかにしたりする学問で、帝国大学薬物学講座創設以前は医科大学内科教授エルヴィン・フォン・ベルツ((Erwin von Bälz)によって内科治療学の一部として学生講義が行われていたが、薬理学専攻の学者によるものでなかった。 当時最先端の薬理研究をドイツから吸収し、明治18年(1886年)高橋によって東京帝国大学医学部に薬物学教室が開設されたことに始まる。明治26年9月に講座制が設けられた。続いて明治33年(1900年)に森島庫太が京都帝国大学医科大学で薬理学教室が開講。 明治41年(1908年)帝国医科大学薬物学講座が二講座制になり、第一講座担当が高橋順太郎、第二講座を林春雄が担当する。
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