薄雪物語とは? わかりやすく解説

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うすゆきものがたり【薄雪物語】

読み方:うすゆきものがたり

江戸前期仮名草子2巻2冊。作者未詳成立慶長年間(1596〜1615)。寛永9年(1632)刊。園部左衛門薄雪姫の悲恋を、二人の手紙の形で描いた物語


薄雪物語

読み方:ウスユキモノガタリ(usuyukimonogatari)

初演 貞享2(江戸森田座)


薄雪物語

読み方:ウスユキモノガタリ(usuyukimonogatari)

初演 元禄13.3(江戸山村座)


薄雪物語

読み方:ウスユキモノガタリ(usuyukimonogatari)

分野 仮名草子

年代 江戸前期

作者 作者未詳


薄雪物語

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/02/03 15:10 UTC 版)

薄雪物語(うすゆきものがたり)は、江戸時代初期に刊行された書簡体小説の仮名草子本。慶長年間(1596年-1615年)末以前に成立した[1]寛永9年(1632年)刊行された[要出典]。作者未詳[1]。大本1冊[1]

概要

清水寺で、人妻の薄雪を見初めた園部衛門は恋文のやりとりの末に結ばれる[1]。しかし、薄雪は衛門の留守中に病で急死する[1]。衛門は高野山で出家して薄雪の菩提を弔い、26歳で亡くなる[1]。無常観や恋のわいなさ、ものの哀れがテーマである[1]。御伽草子『はにふの物語』『ふくろうの草紙』といった艶書小説の流れを受け[1]、『古今集』『伊勢物語』『平家物語』『太平記』などの和歌や説話が引用されている[1]

艶書の手本として読まれるとともに、ものの哀れを知るための女性の教養書としても読まれた[1]。その結果、明治20年頃まで再版を重ねるロングセラーとなった[1]。再版を繰り返したため、海賊版も含め、版が10種以上ある。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k 岡本勝, 雲英末雄編 『新版近世文学研究事典』おうふう、2006年2月、9頁。 

関連項目

  • 『新薄雪物語』



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