蒸溜釜

お酒・飲料大辞典

蒸溜釜

モルトウイスキーづくりでは、まず発酵の終わった醪（もろみ）をポットスチルと呼ばれる蒸溜釜に入れてニ度蒸溜します。蒸溜釜は中世の錬金術師が用いていた蒸溜器と同じような形をしていて、材質は銅板で出来ています。銅はイオウ化合物をはじめ、イヤな成分を捕獲してくれたりするなど、重要な役割を果たしています。蒸溜釜には形や大きさ、高さなどの違いでさまざまなタイプがあり、そのタイプの違いによってウイスキーの多彩な味わいが生み出されます。

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蒸溜釜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/09/20 06:00 UTC 版)

「山崎蒸溜所」の記事における「蒸溜釜」の解説

ポットスチルと呼ばれる単式蒸溜釜を用いて2度蒸溜（初溜、再溜）しており、そのための初溜釜、再溜釜各6基を備えている。ポットスチルの形状は主にストレートヘッド型とバルジ型を採用しており、加熱方法も炎を直接当てる直火蒸留と蒸気を使った間接加熱の2種類を用いている。