葛焼き
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/01/31 12:18 UTC 版)
江戸時代の国学者、塙保己一著作『続群書類従』(料理物語 - 飲食部)の章にて、葛焼もちを紹介している。内容は端的に料理法を載せ、文章は以下となっている。「くず一升。水一升。沙糖一升。三色よくこねあはせ。みかんほとにまろめ。なべにすこし油をぬり。さい〱(くの字点)、うちかへし焼申候。」 現在は葛焼きと呼ぶことが多く、水溶きした葛粉・砂糖・餡を主材料にし、火にかけながら半透明になるまで練り、蒸した後に冷やし固めて焼いた和菓子を指す。店・商品によっては中身の具を入れなかったり、栗や桜、季節の果物などの食材を加え、独特の風味を持たせるなど幅がある。形状は四角に切った外見が代表例だが、味・外見ともに各店が意匠をこらした個性的な葛焼きも販売されている。
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