落語における見台
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 23:20 UTC 版)
落語でも見台が用いられることがあるが、これは上方落語に限る。上方落語では膝隠しとよばれる小さな衝立の裏に机状のものを置く場合がある。これを見台とよぶが、本を乗せるのではなく張扇や拍子木で叩いて、音をだすために用いる。講談ではこの役割をする台を「釈台」というが、かつては見台ともよんでいたようである。江戸落語では通常見台を用いないが、これは辻噺・大道芸としてうまれた上方落語に対し、江戸落語が座敷噺・屋内芸能として発展したきたという歴史の相違によるものと説明されることが多い。 東京エリアの寄席で見台が常備されていたのは2007年時点では国立演芸場と横浜にぎわい座だけであったが、2014年、兵庫県の知人から無償提供を受けた瀧川鯉朝が、新宿末廣亭・浅草演芸ホール・池袋演芸場に見台を寄贈している。
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