菊田まりことは? わかりやすく解説

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菊田まりこ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/19 00:26 UTC 版)

菊田 まりこ(きくた まりこ、1970年〈昭和45年〉4月19日[1] - )は、日本の絵本作家

来歴

東京都に生まれる。武蔵野美術大学短期大学部 デザイン科(グラフィックデザイン専攻)卒業後、イラストレーターグラフィックデザイナーの活躍を経て、絵本、エッセイ、翻訳などを手がける。
絵本『いつでも会える』(学研プラス)でボローニャ国際児童図書展にて1999年度ボローニャ児童賞・特別賞を受賞[2]。『子どもに死という非常にデリケートな問題を教えるためにもこの本は秀逸である』とボローニャ児童賞国際審査委員会から讃えられた。100万部をこえるベストセラーとなり、世界数カ国で翻訳されている。第9回けんぶち絵本の里大賞受賞。

エピソード

ポストカードなど文房具のデザインの仕事に従事していたところ、出版社側より「絵本をかいてみませんか」と勧誘されたのが絵本作家デビューのキッカケ[1]
1998年12月、学習研究社より『いつでも会える』(ISBN 4-05-201055-8)・『君のためにできるコト』( ISBN 4-05-201054-X)の2冊同時刊行でデビュー[1]
幼少時、あなぐまの女の子・フランシスの考え方が自分自身と酷似していて他人事と思えず、通っていた幼稚園所蔵の『おやすみなさいフランシス』(作:ラッセル・ホーバン福音館書店)を毎日借りて帰宅していて、とうとう母親が買ってくれた絵本は今でも「わたしの本」として大切にしていると語っている(2004年時点[1])。

主な作品

翻訳絵本

  • 『わたしのそばで きいていて』【全国学校図書館協議会選定図書】リサ・パップ作 菊田まりこ訳(WAVE出版
  • 『いまの わたしに できること』リサ・パップ作 菊田まりこ訳(WAVE出版
  • 『わたしは あなたを しんじてる』リサ・パップ作 菊田まりこ訳(WAVE出版
  • 『おばあちゃんのおくりもの』キャリー・ガラッシュ文 サラ・アクトン絵 菊田まりこ訳(WAVE出版

外国語版

『いつでも会える』

  • 韓国版(Better Books  )  1999/12/15-2002/12/14
  • 韓国版(Goraebooks Library )  2013/12/5-2018/12/4
  • タイ版(KAMPAI Imaging Co.,Ltd)  2002/10/1-2005/9/30
  • ドイツ版(CAPLSEN )  2003/4/1-2008-3/31
  • ドイツ版(TOKYOPOP)  2013/6/10-2016/6/9
  • フランス版(Albin Michel Jeunesse)  2002/5/1-2007/4/30
  • 台湾版(太田出版)2006/6/15-2011/6/14
  • 台湾版(太田出版)2012/8/1-2017/7/31
  • スペイン版(スペイン語・カタラン語)(Ediciones Glenat ) 2007/11/1-2012-10/31
  • 中国版(小魯出版)2014/2/1-

『君のためにできるコト』

  • タイ版(KAMPAI Imaging Co.,Ltd)  2002/10/1-2005/9/30
  • フランス版(Albin Michel Jeunesse)  2003/7/24-2008/7/23
  • 台湾版(太田出版)2006/6/15-2011/6/14
  • 台湾版(太田出版)2012/8/1-2017/7/31
  • ドイツ版(TOKYOPOP)  2013/6/10-2016/6/9
  • 韓国版(Goraebooks Library )  2013/12/5-2018/12/4
  • 中国版(小魯出版)2014/2/1-

『あの空を』

  • フランス版(Albin Michel Jeunesse)  2005/8/25-2010/9/25
  • 台湾版(太田出版)2006/6/15-2011/6/14
  • 台湾版(太田出版)2012/8/1-2017/7/31
  • ドイツ版(TOKYOPOP)  2013/6/10-2016/6/9
  • 韓国版(Goraebooks Library )  2013/12/5-2018/12/4
  • 中国版(小魯出版)2014/2/1-

『僕のとなりには』

  • 台湾版(太田出版)2006/6/15-2011/6/14
  • 台湾版(太田出版)2012/8/1-2017/7/31
  • 韓国版(Goraebooks Library )  2013/12/5-2018/12/4
  • 中国版(小魯出版)2014/2/1-

『君はわらうかな』

  • 中国版(小魯出版)2014/2/1-

『ひとつぼし』

  • 中国版(最光出版)2019/4/1-
  • 台湾版(采實出版)2019/8/1-

『ゆきの日 On Christmas Day』

  • 韓国版(Gimm-Young Publishers) 2011/11/25-2015/8/28

脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d 『MOE』通巻291号 2004, p. 17.
  2. ^ 菊田 まりこ(作品一覧・著者プロフィール)”. 絵本ナビ. 2025年3月19日閲覧。

参考文献

  • 長塚通代 編「ニッポンの絵本作家100人パーフェクト・ガイド[永久保存版]」『月刊MOE 1月号:通巻291号』第26巻、第1号、白泉社、8-36頁、2004年(2004年1月1日発行)。ASIN B07XX5DF34全国書誌番号: 00040278。「①生年月日 / ②出身地 / ③デビュー作 / ④2004年の予定 / ⑤絵本作家になったきっかけ / ⑥子どもの頃読んだ本で心にのこっているもの / ⑦好きな作家、作品 / ⑧絵本作家になりたい人、読者へのメッセージ。」 

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