菊屋家
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 14:34 UTC 版)
吉生が現当主を務める菊屋家は、江戸時代、長州藩の御用を務めた元豪商で、農地改革以前は山口一の大地主だった。その邸宅は現存する西日本最古級の町家として国の重要文化財に指定されており、『菊屋家住宅』として一般公開もされている。 初代の菊屋友味(1618年没)は毛利輝元に献金し、輝元に従って萩入りした商人。9代当主は菊屋孫太郎、10代目当主の菊屋剛十郞(1857-1923)は萩銀行頭取や県議会議員などを務めた山口県多額納税者。その長男で11代目の菊屋孫輔(1882年生)は、京都帝国大学法科大学卒で、山口県多額納税者。12代当主の菊屋嘉十郎(1917-1983)は東京大学法学部政治学科卒、満洲自動車製造勤務、萩女子学園園長、山口県社会福祉協議会常務理事を経て、1959年から萩市長を6期務め、歴史的景観保存条例を制定するなど文化財保存に貢献したが、米子市の温泉旅館で縊死した。
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