菅・鳩山合意
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/30 09:25 UTC 版)
鳩山は、党内分裂を避けつつ菅を円満に退陣させるために、6月2日の不信任案採決前に菅との会談を行なった。 その上で、以下の確認文書(鳩菅覚書)を締結した。 民主党を壊さないこと 自民党政権に逆戻りさせないこと 大震災の復興並びに被災者の救済に責任を持つこと東日本大震災復興の基本方針及び組織に関する法律案(復興基本法案)の成立 第二次補正予算の早期編成のメドをつけること さらに鳩山によると、この会談において「復興基本法案と第二次補正予算の早期編成のメドをつけること」で首相辞任を求め、菅は了承したとされる。 この合意はすぐに、不信任案採決直前である民主党代議士会で、鳩山の発言によって公開された。 ただし確認文書に菅のサインがないこと、確認文書の文言には作成日付や退陣の文言もないこと、確認文書は内容が政権の維持が1番目と2番目、震災復興が3番目と、優先順位がおかしいことなどが、のちに世間から問題視された。
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