苛性加里とは? わかりやすく解説

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水酸化カリウム

(苛性加里 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/10/03 02:04 UTC 版)

水酸化カリウム
pellets of potassium hydroxide
crystal structure of KOH
物質名
識別情報
3D model (JSmol)
ECHA InfoCard 100.013.802
EC番号
  • 215-181-3
E番号 E525 (pH調整剤、固化防止剤)
RTECS number
  • TT2100000
国連/北米番号 1813
CompTox Dashboard (EPA)
性質
KOH
モル質量 56.10564 g mol−1
外観 潮解性の白色固体
密度 2.044 g cm−3, 固体
融点 360 ℃
沸点 1320 ℃
1100 g/dm3 (25 ℃)
構造
単斜晶系
八面体
熱化学
標準定圧モル比熱, Cpo 64.9 J mol−1K−1
標準モルエントロピー So 78.9 J mol−1K−1
標準生成熱 ΔfHo −424.764 kJ mol−1
危険性
GHSピクトグラム [1]
GHSシグナルワード 危険(DANGER)
Hフレーズ H302, H314[1]
Pフレーズ P260, P264, P270, P280, P301+P312, P301+P330+P331, P303+P361+P353, P304+P340, P305+P351+P338, P310, P321, P330, P363, P405, P501[1]
NFPA 704(ファイア・ダイアモンド)
Health 3: Short exposure could cause serious temporary or residual injury. E.g. chlorine gasFlammability 0: Will not burn. E.g. waterInstability 0: Normally stable, even under fire exposure conditions, and is not reactive with water. E.g. liquid nitrogenSpecial hazard ALK: Alkaline
3
0
0
ALK
引火点
関連する物質
その他の
陰イオン
酸化カリウム; 過酸化カリウム; 超酸化カリウム
その他の
陽イオン
水酸化リチウム; 水酸化ナトリウム; 水酸化ルビジウム; 水酸化セシウム
特記無き場合、データは標準状態 (25 °C [77 °F], 100 kPa) におけるものである。

水酸化カリウム(すいさんかカリウム、: potassium hydroxide)は硬くてもろい白色の結晶で、カリウム水酸化物であり、カリウムイオン水酸化物イオンよりなるイオン結晶である。苛性カリ(かせいカリ、: caustic potash)とも呼ばれる。

化学式は KOH であり、式量は 56.11 である。塩化カリウム水溶液電解して得られる。製造過程において水分を完全に除去することが出来ない。市販品はKOH含有量85%程度のものが多く、無水物と一水和物(KOH·H2O)との混合物であり、多少の炭酸カリウムも含まれる。

性質

潮解性があり、水、エタノールによく溶け、水溶液は強いアルカリ性を示す。タンパク質に対し強い腐食性があるため、毒物及び劇物取締法劇物に指定されている。

水和熱および水に対する溶解熱は水酸化ナトリウムより大きく以下の通りである[2]

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