色物演芸とコント・バラエティ番組
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/07 22:47 UTC 版)
「浪曲」の記事における「色物演芸とコント・バラエティ番組」の解説
色物演芸の世界では、浪曲の物まね(特に節まねと呼ぶ)の、古くは浮世亭信楽(うきよてい しがらき)、戦後期まで活躍した前田勝之助や隅田梅若(すみだ うめわか)(どちらもラジオ浪曲天狗道場の指南役を務めたことでも有名)、浮世亭雲心坊、他には浪曲修行の経験の有無に関わらず、よく舞台で演じられた。先駆として井口静波、虎造節を取り入れた「地球の上に朝がくる」のボーイズ川田義雄、「歌謡浪曲カルテット」とうたっていた玉川カルテット、既に名を成していた四代目宮川左近が結成した宮川左近ショー、浪曲漫才として(砂川捨丸などの音曲万才の系譜を色濃く受け継ぐ形で)転出した浪曲師はタイヘイトリオなど多数である。浪曲はテレビ番組の形式としては成功せず、しかしバラエティ番組としては「巨泉×前武ゲバゲバ90分!」の度肝を抜く「アッと驚くタメゴロー」、「オレたちひょうきん族」にてアダモステ(仇申亭 北)、鬼瓦権造が浪曲をモチーフに使い、テレビ史に印象を残している。
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