自警六則とは? わかりやすく解説

自警六則

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/03 03:01 UTC 版)

久坂玄瑞」の記事における「自警六則」の解説

安政6年1859年5月 恩師吉田松陰江戸護送される直前に、自らの志を立てた『自警六則』 明らかに苟偸(こうとう)の愧ずべきを見、審に節義貴ぶべきを見よしかして苟温偸飽すること、日また一日ならば、ついに席の上老死し、寸義尺節あることなけん。これ粘滞に座し勇断乏しきのみ。 旦に夕を圖らず、日に月を謀らず、茫乎として向かう所を知るなきは、これ大いに慚(は)づべきこと也。 今我にして没するも なお一好人たるを失はず。然れども今これ生くる也。袖手拱するは、ただ朋友・士夫の間に愧づべきのみならず天地萬世、我はた如何せん吾が軟弱、胸狭く膽小、深く看みるに為すあるに足らざる者。然れども自棄して以って為す足らずとなして敢て為さざるは、即ち為すあるに足らざらんと意(おも)ふなり。 頃者このごろ)、士大夫挙止を観じ、大いに唾し、而してこれを罵れり。然れども我もまた因循に安んぜば、即ち他人より之れを観ば均しくこれのみ、亦すこぶる愧づべき也。 再延年、剣を按じて、霍光、功を遂げたり。張(張良秤をにし、晋氏、志を決す。我敢為乏しく、常にその按剣秤の無きものを恨むのみ。 己未五月、暮、匆々として書す

※この「自警六則」の解説は、「久坂玄瑞」の解説の一部です。
「自警六則」を含む「久坂玄瑞」の記事については、「久坂玄瑞」の概要を参照ください。

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