自画像 (デューラー、1500年)
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『自画像』(じかぞう、独: Selbstbildnis im Pelzrock、英: Self-Portrait) は、ドイツのルネサンス期の巨匠、アルブレヒト・デューラーが1500年に制作した28歳の時の自画像で、板上に油彩で描かれている。画家は生涯にわたり素描、油彩で複数の自画像を描いているが、本作は油彩画としては22歳の時の『自画像』 (ルーヴル美術館) 、26歳の時の『自画像』 (プラド美術館) に次いで3点目の作品である。この後、画家は油彩での自画像は残していない。本作はおそらくデューラーによりニュルンベルク市に寄贈もしくは売却され、1528年の彼の死の直前から当地で公開されていたが、1805年にバイエルン王国のルートヴィヒ1世により取得され[1][2]、以降ミュンヘンのアルテ・ピナコテークに収蔵されている[3]。
- ^ Bartrum, Giulia, Albrecht Dürer and his Legacy. London: British Museum Press, 2002, ISBN 0-7141-2633-0 pp.41, 78
- ^ a b アルテ・ピナコテーク ミュンヘン、スカーラ、2002年刊行、33頁 ISBN 978-3-406-47456-9
- ^ アルテ・ピナコテークの本作のサイト (英語) [1] 2023年1月15日閲覧
- ^ a b c d 『カンヴァス世界の大画家 7 デューラー』、中央公論社、1983年刊行、78頁 ISBN 4-12-401897-5
- 1 自画像 (デューラー、1500年)とは
- 2 自画像 (デューラー、1500年)の概要
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