ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像の意味・解説 

ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/10 23:36 UTC 版)

『ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像』
ドイツ語: Bildnis Michael Wolgemut
英語: Portrait of Michael Wolgemut
作者 アルブレヒト・デューラー
製作年 1516年
寸法 29 cm × 27 cm cm (11 in × ??)
所蔵 ゲルマン国立博物館ニュルンベルク

ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像』(ミヒャエル・ヴォルゲムートのしょうぞう、: Bildnis Michael Wolgemut: Portrait of Michael Wolgemut) は、ドイツルネサンス期の巨匠アルブレヒト・デューラーが1516年に板上に油彩で制作した肖像画である。ニュルンベルクにあるゲルマン国立博物館に収蔵されている[1]

モデルは、デュ―ラーが19歳まで3年間師事したニュルンベルクの画家・版画家ミヒャエル・ヴォルゲムート (1434-1519年) である[2]。ヴォルゲムートは、デュ―ラーの修業当時、ニュルンベルクで最も大きな工房を営んでおり、現存する確実な絵画作品は少ないものの、この時代としてはヨーロッパで最大の出版物であった1484年刊行のハルトマン・シェーデル著『シェーデルの世界史』(Die Schedelsche Weltchronik』の木版画挿絵の製作者として西欧美術史上に名を残している[3]

本作に描かれた時、ミヒャエル・ヴォルゲムートは82歳であった。デューラーの肖像画としては珍しく正方形に近い画面で、頭部が大きく捉えられていることは、画家とモデルの親密な関係の表れのようである。しかし、デュ―ラーはその親密さゆえにモデルを美化することはなく、むしろ老芸術家の頑固で、容易に人を近づけそうもないような厳しさを、しっかりと描いている[3]

脚注

  1. ^ ゲルマン国立博物館の本作のサイト (ドイツ語) [1] 2023年1月13日閲覧
  2. ^ 『カンヴァス世界の大画家 7 デューラー』、1983年刊行、79頁 ISBN 4-12-401897-5
  3. ^ a b 『カンヴァス世界の大画家 7 デューラー』、1983年刊行、81頁 ISBN 4-12-401897-5

外部リンク

  • ゲルマン国立博物館の本作のサイト (ドイツ語) [2]



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像」の関連用語

ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのミヒャエル・ヴォルゲムートの肖像 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS