自炊データ
自炊データとは、手持ちの書籍や雑誌などを自分でスキャニングしてデジタル形式に変換したデータのことである。
自炊データを作成する行為そのものは「自炊」と通称される。電子書籍として販売されているデータに対する表現で、自分で紙からデジタルデータを作成することを指す。
自炊および自炊データの作成は、2010年前後に電子書籍リーダーや電子書籍ストアが数多く登場し、電子書籍が本格的に普及しはじめると共に、広く知られるようになった。自炊を行うには裁断機や高画質のスキャナが必要となるため、そうした機材を用意して自炊を代行する「スキャン代行サービス」の事業者も登場した。
自炊データは、個人が私的用途において複製する限は法的に問題ないとされるが、自炊データを商業上と取り扱うことは合法か否かについては賛否両論がある。2011年9月には、大手出版社や作家などが複数のスキャン代行サービス事業者に対して連名で質問状を送り、物議を醸している。
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