自主点検作業記録で判明した不正
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/16 04:49 UTC 版)
「東京電力原発トラブル隠し事件」の記事における「自主点検作業記録で判明した不正」の解説
原子力安全・保安院の報告原発原子炉損傷機器修理※福島第一原子力発電所 1号機 シュラウドなど5箇所 ○ 2号機 シュラウドなど3箇所 ○ 3号機 シュラウド、工具の紛失 ○ 4号機 シュラウドなど2箇所 △ 5号機 シュラウドなど2箇所 ○ 6号機 シュラウドヘッドボルトなど4箇所 △ 福島第二原子力発電所 1号機 ドライヤー ○ 2号機 シュラウドなど2箇所 × 3号機 シュラウドなど2箇所 △ 4号機 シュラウドなど2箇所 × 柏崎刈羽原子力発電所 1号機 シュラウドなど2箇所 △ 2号機 ジェットポンプ × 5号機 ジェットポンプ △ ※ ○修理または取り換え、△一部修理、×未修理 いずれも沸騰水型軽水炉で、福島第一、同第二、柏崎刈羽の3原発計13基。炉内の燃料体を取り囲んでいる炉心隔壁(シュラウド=覆い)や、冷却水を炉心に流すジェットポンプなどに関する29件の自主点検作業記録に、不正の疑いが見つかった。不正の疑いのある29件のうち、18件は、すでに機器が交換されたり、修理されたりしているが、残り8基11件については、ひび割れなどが残っている機器が現在も使われている可能性がある。 その後の調査では、2002年1月にも同様のひび割れを二重に隠蔽して虚偽報告していた可能性も高まった。福島第二原発4号機のシュラウドの「中間部胴」と「中間部リング」の溶接部にある2本のひび割れ。
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