臨床獣医師
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 06:23 UTC 版)
人間の医師は9割以上が臨床に進むが、獣医師で臨床に進む割合は約半数に留まる。獣医師の約4割が就業する小動物診療(犬・猫・エキゾチック動物などの診療)のほか、家畜、競走馬など産業動物の診療、動物園や水族館での展示動物の診療などが進路に挙げられる。中でも、採用数が少ない日本中央競馬会(競走馬診療)、獣医師募集が不定期の動物園や水族館への就職は狭き門とされる。 人間の医師と異なり、獣医師の臨床研修制度は整備されていない。そのため、臨床に進む獣医師は就職先の動物病院や、大学附属の動物病院が個別に募集する研修医制度のもとで経験を積む。また、渡米して米国の専門医資格取得を目指す獣医師も、少数ながら存在する。
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