脳神経系での作用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/25 17:02 UTC 版)
「コレシストキニン」の記事における「脳神経系での作用」の解説
コレシストキニン(CCK8; 8個のアミノ酸)は脳神経系に存在して神経伝達物質として生理的働きをする。脳幹では一部はドパミン含有ニューロンと共存して薬物依存と関係している。コレシストキニン受容体にはAタイプとBタイプがあり、脳は主にBタイプ受容体で、一部の脳と末梢神経系がAタイプ受容体である。 よく分かっている神経路として知られているのは、CCK腹腔投与すると胃のCCK-Aタイプ受容体が刺激され、迷走神経を経由して延髄孤束核ニューロンを興奮させ、ひいては視床下部室傍核と視索上核の神経分泌ニューロンを興奮させ、オキシトシンを脳下垂体後葉から分泌させる。 一方、青斑核ニューロンもCCK8投与で興奮するが、これは小脳への投射し不安などの効果を起す。ノルアドレナリン含有細胞とは違うニューロンである。
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