脳動脈瘤とくも膜下出血
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 06:45 UTC 版)
「未破裂脳動脈瘤」の記事における「脳動脈瘤とくも膜下出血」の解説
未破裂脳動脈瘤は頭蓋内の比較的太い血管に発生し、その多くがくも膜下腔に存在する。したがって破裂するとくも膜下出血を来たす。 くも膜下出血は、内圧の低い頭蓋内に大きな動脈の破裂が起き、かなり激しく出血するため、極めて予後が悪い。統計上は、約3分の1が病院に到着する以前か、到着後に死亡、3分の1は命が助かっても重篤な神経障害を残すもの、残りの4分の1から3分の1が社会復帰可能となると言われている。その発生率は平均年間10万人対約8人~20人と報告されているが、国・人種によって発症率にばらつきがあり、日本やフィンランドは人口当たりのくも膜下出血の頻度が米国の2倍以上あるといわれている。
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