脳卒中との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/15 09:10 UTC 版)
しびれを主訴にする患者の多く、脳血管障害の可能性を考えて来院する。近年はTIAという概念が確立し脳血管障害の前兆であるのではないかと受診する場合が多い。基本的には痺れは脳血管障害と関係ない。ただし以下の場合は脳血管障害の可能性がある。 明らかな急性発症であり筋脱力を伴う場合 片側の上下肢の分布であるとき 脳血管障害を積極的に疑う分布の場合(顔と片側と反対側の上下肢とか口と手掌など) こういった場合を除き、脳血管障害の心配はないことを告げることが大切である。安易に抗血栓薬(アスピリンなど)を処方するべきではない。高齢者はしびれを主訴に来院する場合が多いが、どんなに検索しても重要な疾患が見つからず特発性良性慢性しびれという診断になってしまうことが多い。 痺れで重要な疾患としては顔面の痺れというものがある。これは脳血管障害や悪性腫瘍の可能性が高く、精査が必要である。また亜急性、すなわち数週間で経過する四肢の痺れも悪性腫瘍や血管炎の可能性が高い。
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脳卒中との関係
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/23 06:12 UTC 版)
しびれを主訴にする患者の多く、脳血管障害の可能性を考えて来院する。近年はTIAという概念が確立し脳血管障害の前兆であるのではないかと受診する場合が多い。基本的には痺れは脳血管障害と関係ない。但し以下の場合は脳血管障害の可能性がある。 明らかな急性発症であり筋脱力を伴う場合 片側の上下肢の分布であるとき 脳血管障害を積極的に疑う分布の場合(顔と片側と反対側の上下肢とか口と手掌など) こういった場合を除き、脳血管障害の心配はないことを告げることが大切である。安易に抗血栓薬(アスピリンなど)を処方するべきではない。高齢者はしびれを主訴に来院する場合が多いが、どんなに検索しても重要な疾患が見つからず特発性良性慢性しびれという診断になってしまうことが多い。 痺れで重要な疾患としては顔面の痺れというものがある。これは脳血管障害や悪性腫瘍の可能性が高く、精査が必要である。また亜急性、即ち数週間で経過する四肢の痺れも悪性腫瘍や血管炎の可能性が高い。
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