脳の部位
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 12:28 UTC 版)
「注意欠陥・多動性障害」の記事における「脳の部位」の解説
機能不全が疑われている脳の部位は、大きく3箇所である。ADHDの子供達は定型発達の子供に比べてこれらの部位が縮小していることがある。 右前頭前皮質 - 注意をそらさずに我慢すること、自意識や時間の意識に関連している 大脳基底核の尾状核と淡蒼球 - 反射的な反応を抑える、皮質領域への神経入力を調節する 小脳虫部 - 動機付け 多くの研究者が、複数の遺伝子異常がこれらの部位の萎縮に関係しているのではないかと考えている。 2018年、福井大学の研究グループはADHDと診断された120人の男児の脳を調査したところ、7割の男児の脳に眼窩前頭皮質の厚みが増して表面積が小さくなるなど、脳の約20か所で形態の特徴をみつけた。
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