神経学的な影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/30 04:35 UTC 版)
「ストッピングパワー」の記事における「神経学的な影響」の解説
銃撃により目標の中枢神経系を破壊し、神経伝達を遮断することにより行動不能に陥らせることができる。中でも脳幹部への銃撃がもっとも有効とされる。これは、特に運動系を破壊し、随意運動を確実に封じるためである。その他の運動系に深く関わらない脳の部位では確実性に欠けるといわれる。ただし、もとより致命的部位には変わりないので、そのまま死亡に繋がりやすい。 けん銃など、威力の低い弾薬を使用する小火器については、脳幹部への銃撃が唯一確実に相手を行動不能としうる射撃部位となる。一方、小銃など威力の高い弾薬を使用する火器は、頭部に弾丸が命中した際の衝撃で生じる急激な肉部の拡張(空洞現象)による圧力に頭蓋骨が耐え切れず、頭部が破裂を起こしてしまうので、けん銃などより容易に神経伝達の遮断を期待することができる。
※この「神経学的な影響」の解説は、「ストッピングパワー」の解説の一部です。
「神経学的な影響」を含む「ストッピングパワー」の記事については、「ストッピングパワー」の概要を参照ください。
- 神経学的な影響のページへのリンク