能登川町とは? わかりやすく解説

能登川町

読み方:ノトガワチョウ(notogawachou)

所在 滋賀県東近江市


能登川町

読み方:ノトガワチョウ(notogawachou)

参照 東近江市(滋賀県)

地名辞典では2006年8月時点の情報を掲載しています。

〒521-1231  滋賀県東近江市能登川町

能登川町

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/11 12:26 UTC 版)

のとがわちょう
能登川町
能登川町旗
能登川町章
能登川町旗 能登川町章
廃止日 2006年平成18年)1月1日[1]
廃止理由 編入合併
蒲生郡蒲生町神崎郡能登川町東近江市
現在の自治体 東近江市
廃止時点のデータ
日本
地方 近畿地方
都道府県 滋賀県
神崎郡
市町村コード 25403-7
面積 31.12 km2
総人口 23,172
推計人口、2005年12月1日)
隣接自治体 彦根市近江八幡市東近江市蒲生郡安土町愛知郡愛知川町
町の木 マツ
町の花 キク
町の鳥 キジ
能登川町役場
所在地 521-1292
滋賀県神崎郡能登川町大字躰光寺262番地
座標 北緯35度11分05秒 東経136度09分44秒 / 北緯35.18461度 東経136.16228度 / 35.18461; 136.16228座標: 北緯35度11分05秒 東経136度09分44秒 / 北緯35.18461度 東経136.16228度 / 35.18461; 136.16228
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能登川町(のとがわちょう)は、かつて滋賀県にあった神崎郡に属していた。

麻織物の産地として知られ、近代には紡績で栄えた。近江商人発祥の地の一つとしても知られる。

地理

滋賀県の中央部に位置し、町域の北西部が琵琶湖に面する。町東部を愛知川が流れ、彦根市愛知川町との境界をなした。町内の西寄りから中央部にかけて大同川が流れる。安土町と接する町西部一帯は大中の湖および小中の湖(弁天内湖と伊庭内湖)の干拓地で、広大な農地が広がる。小中の湖は干拓されたが、大中の湖の一部は干拓されずに大同川の水路と新しい伊庭内湖として残された。伊庭内湖は葦原が広がり、野鳥や魚類の生息地となっている。町南部には繖山(猪子山、観音寺山など)がそびえ、東近江市(旧五個荘町)および安土町との境界をなす。東近江市との境界には和田山、旧安土町との境界には安土山もある。

隣接していた自治体

歴史

地名

「能登川」とは町南西部の大字名であり、近代以前には伊庭村(現在の東近江市伊庭町)の一小字名に過ぎなかった。なお、現在「能登川」という河川は存在しないが、江戸時代の古地図などから、町内を流れる瓜生川の古名が能登川であったと考えられている[2]

明治になり伊庭村から分立した能登川村は、長浜・大津間の蒸気船の寄港地として賑い、琵琶湖東岸の官設鉄道(後の東海道本線)計画でも、彦根八幡とともに停車場候補地に選ばれた。その後、計画が変更され、停車場は能登川村から約1km離れた八条村(後に分割して五峰村)と八幡村の境に開業したが、駅名には「能登川」が採用され、行政名と駅名が一致しない時代が続いた。元々農地だった駅周辺は紡績工場などの進出もあって発展し、能登川の名は駅周辺を広く指す地名として浸透した。その後、1942年の新町発足に際して、駅名から「能登川」が町名に採用され、駅所在地の行政名と駅名が同じになり、合併までその状態が続いた[3][4][注釈 1]

なお、東近江市成立後、能登川町大字能登川が「東近江市能登川町」となったため、「能登川町」という地名自体は現在も存在している。

沿革

行政

歴代町長

  • 西川權右衛門
  • 山脇勘治 (本町)
  • 中村人生(伊庭)
  • 市居弘三(今)
  • 杉田久太郎(山路)
  • 宇賀武(今)

姉妹都市

日本国内

日本国外

教育

小学校

  • 能登川町立能登川北小学校(福堂)
  • 能登川町立能登川東小学校(小川)
  • 能登川町立能登川南小学校(猪子)
  • 能登川町立能登川西小学校(伊庭)

中学校

  • 能登川町立能登川中学校(山路)

高等学校

経済

交通

鉄道

道路

主要地方道

一般県道

著名な近江商人

娯楽

名所・旧跡・観光スポット

  • 能登川水車とカヌーランド - 伊庭内湖に作られたレジャー施設。
  • 神郷亀塚古墳 - 日本最古級の前方後方墳。
  • 北向岩屋十一面観音 - 猪子山山頂にある岩屋に安置されている観音。坂上田村麻呂が武運を祈願したとされる。
  • 繖三峰神社 - 毎年5月4日に伊庭の坂下し祭(県選択無形民俗文化財)が開催される。
  • 乎加神社

脚注

注釈

  1. ^ 辻良樹「能登川駅誕生の秘話」同「能登川駅の今昔」『ふるさと百科 能登川てんこもり』能登川町、1997年、106頁。(ウェブ版[リンク切れ])。同記念誌は記名ではないが、『ふるさと百科 能登川てんこもり』の編集委員による座談会の模様を記した町勢要覧「みんなが主役のまちづくり」能登川町 1998年発行において、同氏に依頼したことが記されている。

出典

  1. ^ a b “新・東近江市が発足 能登川、蒲生 両町を編入 県の中核都市目指す”. 京都新聞 朝刊 (京都新聞社): pp. 3. (2006年1月3日) 
  2. ^ 『ふるさと百科 能登川てんこもり』能登川町、1997年、22頁。
  3. ^ 『角川日本地名大辞典 25 滋賀県』1979年、角川書店。
  4. ^ 『ふるさと百科 能登川てんこもり』所収 辻良樹「能登川駅誕生の秘話」同「能登川駅の今昔」能登川町 1997年発行
  5. ^ a b “能登川町と江差町 姉妹提携に調印”. 京都新聞 朝刊 (京都新聞社): pp. 滋賀版. (1984年8月5日) 

書籍

  • 能登川てんこもり

関連項目

外部リンク




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