聖水盤、聖書台、講壇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/11/01 19:28 UTC 版)
「西ヨーロッパの大聖堂建築」の記事における「聖水盤、聖書台、講壇」の解説
身廊の西端に向かって聖水盤(en)もしくは水盤(en:Lavabo)が立っており、そこではバプテスマ(洗礼、浸礼)の儀式が行われる。盤は入り口に向かって設置されるが、それはバプテスマが教会の共同体への入会を意味するからである。身廊の正面を向いて立つのが聖書台で、そこから聖書が朗読される。多くの教会の聖書台は鷲の形をしており、広げた翼で聖書を支えている。鷲は使徒ヨハネのシンボルである。身廊の設備で三番目に重要なのが講壇であり、そこから訓話が説かれたり聖書が読み上げられたりする。講壇は大理石か木で作られ、簡素な造りの場合もあれば非常に精巧な彫刻が説教を表す場合もある。講壇はしばしば翼を持つ男性、ライオン、牡牛、鷲で飾られるが、これらはそれぞれ福音書を書いた人物のマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネを象徴する。
※この「聖水盤、聖書台、講壇」の解説は、「西ヨーロッパの大聖堂建築」の解説の一部です。
「聖水盤、聖書台、講壇」を含む「西ヨーロッパの大聖堂建築」の記事については、「西ヨーロッパの大聖堂建築」の概要を参照ください。
- 聖水盤、聖書台、講壇のページへのリンク