聖書中でのクシュ王国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/14 03:21 UTC 版)
初めてクシュの名前が出てくるのは『創世記』の第2章13節「第二の(注:川の名前は)はギホンといい、クシュ全土をめぐる。」だが、時系列的にはさかのぼっての使用という形で、名前の由来としては第10章6節のハムの息子たちの名前を上げる中に「クシュ」という息子がいて、彼が植民した土地が開祖の名前を取ってクシュと呼ばれるようになったとされる。(ただし、「クシュの息子」とされる者のうちニムロドは明確にメソポタミア地方の王として扱われている。) これ以後の地名としては基本的にエジプトの隣国として出てくるが、モーセの妻にクシュ人の女性がいたと『民数記』の第12章1節にあるが、ここまでの説明でモーセの妻に該当するのがミデヤン人(アラビア半島西部にいた民族)のチッポラしかいないことから、こういった地域もクシュの範囲に入っていたという説もある。
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