聖書上の記述
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/26 04:50 UTC 版)
エシュルンはヘブル語聖書の中に4回の記述が出てくる:申命記で3回、イザヤ書で1回。イスラエルの人々(申命記32章15節、33章26節)やイスラエルの地(申命記33章5節)、もしくはイスラエルの祖であるヤコブ(創世記32章29節で天使からイスラエルと名付けられる)を指す言葉として使用される。 しかるにエシュルンは肥え太って、足でけった。あなたは肥え太って、つややかになり、(申命記32章15節) モーセはわれわれに律法を授けて、ヤコブの会衆の所有とさせた。 民のかしらたちが集まり、イスラエルの部族がみな集まった時、主はエシュルンのうちに王となられた。 (申命記33章4-5節) エシュルンよ、神に並ぶ者はほかにない。あなたを助けるために天に乗り、威光をもって空を通られる。(申命記 33章26節) あなたを助ける主はこう言われる、『わがしもべヤコブよ、わたしが選んだエシュルンよ、恐れるな。(イザヤ書 44章2節) エシュルンという言葉はヘブル語の「直立(upright)」や「義(righteous)」を意味するyasharという言葉と同じ語源に関係があるとされている。民数記で出てくるyashar(yesharimの複数形)は「エシュルン」を言い換える形でイスラエルの人々を指して使われている。(民数記23章10節)ヨシュア記10章13節で引用されるヤシャルの書を「まっすぐな者の書(the Book of the Upright)」と訳しているものもある。
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